風のないポカポカ陽気の中、「大人の自然観察会」を開催しました。今日のテーマは「冬の生きものさがし」です。
葉が落ち、生きものたちの動きが静かになったみどり森ですが、実はいろいろな工夫をしながら、暖かい春を待ちながら暮らしています。
まずは、双眼鏡で遠くのものを見る練習をしてスタートです!
案内所でいきなり見つけたのはコカマキリの卵。この細長いフォルムが特徴で、
様々な植物の特性と生きものとの関わりのお話を聞きながら、歩みを進めていくと…
アオジやカシラダカの小さな群れを観察しながら、冬鳥の習性について。ウスタビガの繭を観察しながら、その作りについてのお話をききました。
その後は、異なる木の幹で、イチモジエダナミシャクの雄と雌(どちらも成虫)に出会いました。
高い位置にいる小さな虫を双眼鏡で見るという観察の仕方に、近くで見ていても不思議な光景でした。
その後もヤママユガの卵やクワコの繭など様々な出会いがありました。
チョウの卵は小さいものが多く、ルーペなしには観察できないですが
種類によって特徴があり、そんなのを見比べるのも面白いです!
お次は、朽木のなかにいる生きものを探しました。
ここではハサミムシやキマワリ(ゴミムシダマシの仲間)が!
最後には、インパクト大のゴマダラチョウの幼虫とご対面★
体色が落ち葉にそっくりなため、見つけるのはなかなか難しいですが
会えた時の感動は格別!
今回は参加者の方もお詳しい方が多く、2匹に出会うことができました!
今回はじっくりと大人ならではの「昆虫」をテーマにした奥深~い観察会でした。
次回は4月!今回見た生きものたちも動き出すころ。どんな生きものたちに会えるか楽しみですね*
※詳しくは、今後発行される年間スケジュールでご確認ください。
ごっちゃん