6月10日に関東も梅雨入りしましたね。
12日の今日は曇りで、雨の心配もなく大谷戸湿地~雑木林広場コースをスタッフとみどり森ボランティア会のメンバーで歩きました。
どんなものを見つけたかと言うと……
湿地の草むらの葉っぱの上に何かピカーーッと輝くものが!
捕まえた手のひらからすぐに飛び立って葉っぱに着地。みんなで「金色だ!金色だ!!」と大はしゃぎ。
正体はジンガサハムシでした。
朝は日差しもあったので、チョウやトンボなど昆虫たちは生き生き動き出していました。






林の中を進むと、アオキやシラカシが生えている暗い林に入った所で、変な形のきのこを発見。
きのこの傘の部分が独特の形です。餃子の皮を包み始めたときのような…。
これは調べてみるとノボリリュウタケの仲間のようです。登り龍とは、見た目と違って勇ましい名前ですね。



となりのアオキオチバタケは、梅雨時によく目にする小さなきのこです。傘の大きさは5ミリ程度。アオキの葉や枝だけを分解するきのこだそうです。
雨が増えて、これからもっといろいろな種類のきのこが出てきそうですね。
最後は、空中遊泳するお花を発見。


草の間に小さなクモの巣がそこらじゅうに張り巡らされ、上から降ってくるアカメガシワの雄花が引っかかっているのです。
丸いポンポンのようなアカメガシワの雄花。あちこちに浮遊して、ちょっと面白い光景でした。
このほか、植物ではヤマザクラの実がボロボロと落ちていたり、ミズキの緑の実もたわわになっていました。ムラサキシキブやオオバジャノヒゲは咲き始めです。
さらにチダケサシやホタルブクロの蕾が付いた茎が伸びてきており、こちらも今後が楽しみです。
(さかもと)