
梅雨も中休みに入り、暑い日差しでしたが、涼しい風も吹きこみ過ごしやすい一日になりました。
様々な生きもの達が現れる季節の中で、今日は八幡湿地周辺を周りました。

周辺では青い花が特徴的なツユクサが咲いており、夏の訪れを感じさせます。
近くではホオジロが屋根の上でさえずり、カラス達も賑やかに鳴いていました。


ツユクサを見たあと散策を続けていると、なんと!草原からヤマトタマムシが出てきました。
つやのある金緑色が綺麗で、手にとってもなかなか逃げずに指にとどまっていました。



しばらく行くとアゲハモドキがいました。このアゲハモドキは毒草のウマノスズクサを食草にして天敵から身を守っていているジャコウアゲハに擬態をしています。それによってアゲハモドキ自身も天敵に襲われにくくなっています。
ウマノスズクサに止まっているジャコウアゲハの幼虫もいて、葉っぱをむしゃむしゃと食べていました。






ホタルブクロやアカメガシワの花が咲いていました。
昆虫たちも活発になり、ルリタテハの幼虫がホトトギスの葉っぱについていたり、ヤマトフキバッタやホタルガなどもいました。
ホタルガは、赤い頭と黒い翅が蛍に似ていることからこの名前がつきました。


オカトラノオの花も咲き始めていました。
オオシオカラトンボもシオカラトンボと一緒に八幡湿地を飛んでいました。

そして、なかなか見られないウラナミアカシジミも見ることができ、同行者の中には「初めて見た」という方もいました。
今回は、最近出会える機会が少なかった動植物を沢山見ることが出来ました!
皆さんも是非一度緑森に足を運んでいろんな種類の動植物を見てみてください。
インタープリター みやたん