まだ雪の残るみどり森で、「大人の自然観察会」を実施しました。
今回は、積雪がまだ多く残っていて、歩くエリアが制限されてしまうため、
時間を短縮しての実施となりました。
まずはじめに、樹木の冬芽の観察から。
枝の所々にエリマキをした植物。
一年目の枝だけこのようなエリマキを付けるそうです。
春に鈴のようなピンクの花を咲かせるウグイスカグラです。
ガマズミのモジャモジャの冬芽
ウロコがたくさん見えるコナラの芽
茎も芽も濃い赤をしたミズキの芽
冬芽たちは、みんな個性派ぞろいでした!
まだまだ寒い時期ですが、木々たちは新しい芽や花の準備を始めているのですね。
コナラの枝をよーく見てみると、なにやら小さなボタン型の粒が!
これはミズイロオナガシジミの卵です。
ミズイロオナガシジミは、幼虫が食べるコナラの木に
このような卵を一つずつ産み付けるのです。
少し足を伸ばして大谷戸湿地へ。
トビ、ノスリ、ツグミ、コゲラ、ガビチョウ、ホオジロ、アオジ
などの鳥を見ることができました。
草の種を食べていた鳥たちは、地面が雪に埋もれてしまっているため
雪が融けた部分に集まって、食べ物を探していました。
殺風景に思えるこの時期ですが、じっくり見てみるとたくさんの発見があります。
今日は駐車場が利用できないため、公共交通機関でお越しいただいた関係で
ご不便をおかけしました。そんな中で多くの方のご参加ありがとうございました!
次回の大人の自然観察会は、4月に予定しております。
ぜひまたご参加ください。
つたい