里山体験教室~炭焼き~

雪のため日程が変更になった里山体験教室、今回は炭焼きの体験です。
前回の間伐作業のときに伐ってきた枝を炭焼き窯に入れて木炭にします。
今回使う炭焼き窯はドラム缶窯と呼ばれてます。
入口で火を燃やした熱を利用して木材を蒸し焼きにするのです。

  

温度計が差してあるので、窯の中の温度が今どれくらいなのかわかります。
ひたすら扇いで熱風を送る作業をみんなで交代しながらおこないました。
また、燃料となる木を燃やした熾き(おき)をつかって、クリやマツボックリの花炭をつくりました。

 

 

それにしても日の前にいると暑いです。煙突からはモクモクと煙が。
蒸気からとれる液体は木酢液といい、農業などに利用することができるので集めます。
なかなか窯の温度を上げるのは大変ですが、ひたすら熱風を送り続け、ついに窯の温度が100℃をこえました。

 

 

目標である木炭をつくるためには窯の温度をさらに上げる必要があります。
今回の里山体験教室の時間はここで終わりになりますが、
炭が完成するまでの残りの作業は緑の森博物館スタッフが引き続きおこないます。
次回をお楽しみに。今日は雪の残るなかお越しいただきありがとうございました。

 

(かっちゃん)