菜の花づくし!2回目:菜の花しゃぶしゃぶ・・・

今日はひさしぶりの『育てて!しぼって!菜の花づくし!!』イベントです。
9月28日の第1回目で菜の花のタネを播いてから約3か月ぶりの開催となりました。

あの日、ちゃんと発芽するよう、西久保観音に雨を降らせてくださいとお参り・お願いした甲斐があってか、
雨が降りすぎるくらい降ってしまい、

本当は10月に間引きなどする予定だったのですが、台風による畑の浸水などの影響で、
今日まで2回目を延期させていただきました。

集まった参加者のみなさんも、すっかり冬支度!長靴もばっちり履いて来てくださいました。
それを見て、スタッフのくまちゃんは一安心。
だって、畑は・・・・

こんなに霜柱におおわれているのですもの!

これでは、どこに菜の花があるのかよくわからないですね。
霜柱は5センチもありました。
これが解けたら畑はどろどろです。長靴でないと、大変です。

3か月ぶりにみる菜の花は、本葉を手のひら以上におおきく広げて、地面に張り付くように生えていました。
すっかり菜っ葉の雰囲気です。
本葉をめくって株元をみると、2~3本くっついて生えているところもあるので、
今日はこの間引きをしました。

菜の花の株のまわりには、よく見ると、やわらかい草が生えています。
雑草だからとってしまうのがふつうですが、くまちゃんは、ここではあえて抜かない、と言います。

この雑草はカラスノエンドウというマメ科の植物です。
根ごとひきぬくと、根っこには白いつぶが付いていました。

これは根粒菌(こんりゅうきん)といって、植物の生長に欠かせない窒素(ちっそ)を
空気中から取り込んでくれる菌なのです。マメ科の植物によくつきます。

つぶの断面は今はピンク色です。これは窒素が蓄えられている証拠。
だから、天然の肥料のようなものなので、抜かないのです。

それからあとは、菜の花と同じアブラナ科野菜のダイコンやカブを抜いて、
間引いた菜の花と一緒に今日の収穫物として頂きました。

でも、今日の最後のお楽しみは、西久保湿地にもどってからの
『菜の花しゃぶしゃぶ』!!

間引いた菜の花を洗って、お湯でしゃぶしゃぶして、しょう油でいただきました。
これが、なぜか大好評!?

おいしいね、お酒が進みそう(飲んでません!)などと言いながら、
今日一日分の野菜を食べた、というくらい、たくさん食べました。

青空の下で鍋を囲んだのも楽しかったですね!

次回は3月。菜の花がつぼみをつけているころの作業となります。
こんどはつぼみが食べられる!ということで、

みなさま、また来年~。

(さかもと)