昼と夜の生きものたち

昨夜は、親子はじめての自然観察会が実施されました。
今回は、夜の生きものの観察!ということで夕方から観察をはじめました。

まず最初に、水鳥の池の周りで聞こえてくる音に耳をかたむけ・・・
深呼吸をして周りのにおいを感じました。

暗くなる前に、少し昼間の森の生きもの探しに出発! 

ヒグラシやミンミンゼミの声を聞きながら、
ショウリョウバッタやカマキリが跳ね回る姿や、
トンボやチョウの飛ぶ姿を観察しました。
虫の他にも、山に暮らすアカガエルも見られました。

そして今回は特別に園路の奥へ入って、樹液の流れる樹を
観察することができました!

みんな大好きカブトムシをはじめ、カナブンやハンミョウの集まる姿が。
樹液の出る樹はまるで森のレストランのようですね!

その後、小休止をはさんで、いよいよ夜の森へ出発!

その前に、昼と同じく森の音を聴いてみました。
 

虫の鳴き声や風の音など、昼間の森の音との違いを楽しみました。

音や匂いが変わると、生きものの顔ぶれや様子にも随分変化が見られました。

カラスウリの花は夜になって、この通りきれいに咲きました。
夜になって敏感になった、みんなの鼻でかいだ花の「におい」は
いかがでしたか??

昼間元気に動き回っていた生きものたちは、動きが鈍くなったり、寝てしまっていたり。
一方、日中のそのそと動いていたカナブンやカブトムシは、樹の根元で元気いっぱい。
大きなガやキリギリスの仲間は、夜になると姿を現しました。

そしてある樹では、羽化のために続々とよじ登る、たくさんのセミの幼虫が見られました。

虫の鳴き声やウシガエルの大きな声など、意外と賑やかな夜の森での観察でした。

家の近くの公園でもセミの羽化などが、ちょうど観察できる時期です。
夜の生きものたちの世界へ少しお邪魔してみてはいかがでしょうか。
その時は、かならずお家の人といっしょに行きましょうね。

もっちゃん