背中に乗る苦労


今日、八幡湿地から比良の丘までのルートを歩いていた時のことです。
オンブバッタを見つけました。
オンブバッタは、メスの上に、メスより体の小さなオスが乗っている姿をよく見かけます。
まるで子どもをおんぶしているようで、とても微笑ましい姿です。


ただ、今日みつけたオンブバッタは、なんと背中にオスが2匹!
「俺が乗るんだい!」「いいや僕が乗ります!」と押し合いへし合いしています。

「このパターンは初めてだ~」と一緒にいたメンバーで興味津々に観察!
すると、いきなり一匹がぴよ~~~~ん!と飛び立ちました。
どうやってその決着がついたかはわかりませんでしたが(力づく?話し合い?)、
残ったオスは苦労の末、おんぶ獲得です♪

でもこれは、他のオスにメスを取られないためのガード。
そう思うと、常に必死!「背中に乗る苦労」だけではなく「背中に乗っている苦労」もあるのですね。
微笑ましいおんぶとは訳が違いました。

トノサマバッタのおんぶ姿も見かけましたよ。
(今、比良の丘は、トノサマバッタが飛び交っています!)
きっとこちらも、必死にガードしているのでしょうね。


最後に、バッタ以外の自然の様子も少し紹介させてください。


何度歩いてみる風景でも、何度出会う生きものでも、
前とは違う一面が見られたり、また出会える嬉しさがあったり、体が季節を感じることがあったりと
今日も、しっかりばっちり楽しかったぁ♪


インタープリター ゆうき