春の野鳥観察会

4月も下旬となった今日、大人の自然観察会で「春の野鳥観察」が行われました。
いつもより早い8時スタート、どんな鳥に会えたかというと……

一番手はシロハラでした。
シロハラは日本で越冬する冬鳥。これからまだまだ北を目指して渡ります。がんばれ!
続いてジャァジャァの声はカケス。飛んでいく姿が見えました。みどり森ではちょっと珍しいです。
大谷戸湿地のまわりは、ウグイスの「ホ~~、ホケキョ!」というさえずりがよく聞こえます。
さえずりは、なわばりを主張や花嫁募集中の意味があります。あっちからもこっちからもホーホケキョがきこえてくるということは、さぞかしライバルが多くて大変にちがいありません。
また、コゲラのドラミングが響いてきたり、つがいで仲良く移動しているヤマガラがいたり、春だなぁと思うシーンも。
ただ、木々の葉もだいぶ開いてきましたので、小鳥の姿が見つけにくいのが難点です。

だからこそ、色々な鳥の声が楽しめる時期なのですが、今回は夏鳥の影はあまり(キビタキはチラリとしか)ありませんでした。ほんの2日前にはキビタキやセンダイムシクイが鳴いていたのに、残念です!冬鳥と留鳥を見るのが多くなった観察会でした。
まだまだ春の渡りはピーク前で、夏鳥の多くは狭山丘陵を通過していきます。今日はいなくても、明日にはまた新たな渡り中の鳥との出会いがあるかもしれない、そんな楽しみがあるのも、この時期のバードウォッチングの楽しみですね。

さいごに今日見聞きした野鳥を記します。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
 アオジ、ウグイス、カケス、ガビチョウ、カワセミ、カワラヒワ、キビタキ、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、シメ、シロハラ、ソウシチョウ、ツグミ、ツバメ、ツミ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、ヤマガラ

(さかもと)