てふてふ散歩

気温の上がった今日は月一回のチョウの調査と巡回でした。

一か月前は肌寒く草花はだいぶ少なかったのに、今日は半袖でも汗ばむくらいのな暑さで、はや新緑の季節。

案内所から少し歩いた森では、初夏の花ミズキが咲き始めていました。

ミズキの花にもたくさん虫が来ていたのだけど、何しろ高くて細部が見えないので、同定は断念。

足元に目をやると、雨上がりでプルップルに膨らんだタマキクラゲがあり、思わず指でつついてしまいました。

草むらではツチイナゴが飛び跳ね、湿地ではシオヤトンボやイトトンボの仲間が飛んでいました。

開けた場所では、ハルジオンが咲き始めたので、コアオハナムグリが花を抱きかかえ花粉をむしゃむしゃ食べてています。

そういえば、先週の巡回にも参加したボランティアさんたちは、「クロハネシロヒゲナガ」に出会うたび、早口言葉のように繰り替えして復習していました。

比良の丘のウワミズザクラはピークを過ぎましたが、今週末までは何とか花見ができるでしょうか。

今日は丘に着いたときは曇ってきてしまいましたが、晴れているととても気持ちが良いです。

チョウは、ウスバシロチョウ、アオスジアゲハ、ジャコウアゲハなどが今春初めて記録され、

他にもシジミチョウやタテハチョウ、アゲハチョウなどの仲間が複数種現れました。

最終的には26種、180頭を超えるチョウを調査で確認することができました。

多様な生きものと、それらが住むこの環境を温かく見守ってくださいね。

(さかでぃ)