昨日の「親子はじめての自然観察」は、みどり森で初めてとなる夜の観察会でした。
昼間に見られる生きものたちは、夜になると何をしているのかな???
夜になると、昼間には見られない生きものが活動しているのかな???
みんなでワクワクしながら、まずは夕方のまだ明るい森の中へ出かけました。
夕暮れどきの展望広場で、思い思いの場所に座り耳を澄ましてみると、
セミや鳥の鳴き声が聞こえてきました。
そのあとは、セミの幼虫探しをしました。
ニイニイゼミ、ヒグラシに続き、アブラゼミが鳴き始めたのですが、
残念ながら幼虫を見つけることはできませんでした。
しかし、スタッフがセミの幼虫の見つけ方を伝授したので、
お家など身近な場所でぜひまたチャレンジしてもらいたいと思います。
森の中では樹液に集まる生きものたちを発見!
カブトムシやクワガタ、カナブンがお食事中でした。
多目的広場ではモンシロチョウやテントウムシなどが活動していました。
その後、軽食タイムを挟んで、いよいよ夜の森へ出発!
出発したときには、まだお互いの顔が見られるくらいの明るさがあったのですが、
森へ進むうちにどんどん暗くなっていきました。
1時間前まで鳴いていたセミや鳥の鳴き声がほとんど聞こえなくなり、
樹液の出ていた木にはガがたくさん集まり始めていました。
また、多目的広場にいたモンシロチョウたちは、草に止まって寝ていました。
スタッフもあまり見たことのない、面白い光景でした。
子どもたちは暗さそのものも楽しんでいる様子で、
「電気を消して、音を聞こう」などと子どもたちから声がかかったりました。
毎日、必ずおとずれるちょっと特別な夜の時間を、
さらに特別な森という非日常の中で感じてもらうことができたでしょうか。
スタッフは帰り道でハクビシンに遭遇。
夜の森は大人にとってもどきどきわくわくですね。
最後に、みなさんにお願いです。みどり森は森全体が博物館です。
ここにいる生きものたちは博物館の大事な展示物ですので、
生きものの持ち帰りはご遠慮ください。
(いいづか)