セミの鳴き声が聞こえる日々になりましたね。
今回はみどり森ボランティア会のみなさんと大谷戸湿地を周りました!
周りにはヤブミョウガやヤブカンゾウなどの草本の花が咲いており、頭上にはリョウブなどの樹木にも花が咲いていました。
湿地ではオオシオカラトンボやマユタテアカネなどのトンボ類も沢山飛んでいて、アカネトンボの仲間も飛び始めました。
遠くではニイニイゼミやヒグラシの鳴き声も聞こえてきて、夏を感じさせます。





しばらく歩くと木の幹に何やら塊のようなものをボランティアさんと見つけました。
何だ何だと近づくと、どうやらこれはコウモリガの糞塊だということが分かりました。
この糞塊はクサギの木によく付いているもので1つの木に数ヶ所の糞塊を見つけることができました。

この時期に見られる旬の植物もいくつか見られました。
トンボの湿地周辺にはチダケサシがまだ咲いており、きれいなピンク色の花が特徴的です。
ヌマトラノオも花を咲かせており、この植物は同じ仲間のオカトラノオにとても似ていますが、
ヌマトラノオはオカトラノオより花が直立するのが違いです。



ベニバナボロギクという植物も花を咲かせていました。
この植物の注目する所は閉じてるように見える花ですがこれで開花している所です。



花だけではなく、実を付ける植物も沢山見られました!
梅雨ごろから花を付けていたクリはもう実をつけ始めこれから秋に向けて大きくなっていきます!


突然、ボランティアさんから「何かいる?!」という声が聞こえてきました。
近づいて見ると、なんと大きなナナフシモドキが木に付いてる注意看板に止まっていました!
正に、漢字の「木」となっていて、ボランティアのみなさんもしばらくそこで観察を楽しんでいました。

今日の散策はこれで終了!
今回も夏の植物や昆虫を見ることができました!
皆さんもみどり森で夏の植物や昆虫などを見つけて観察してみてください。
インタープリター みやたん