【里山体験教室】伐採とミニ榾木作り

1/22(日)、寒い気温の中、雑木林の冬の管理作業の一つである「伐採」を行いました。
まずは、みどり森の西久保湿地がどういう場所なのか、雑木林の管理サイクルって?、
昔の雑木林の利用と暮らしなどを解説。
今回は西久保湿地東側斜面の樹木が成長し、伐期を迎えているため伐採を行い、しいたけの榾木に利用します。

作業場に到着し、まずは山の神様に「恵みをいただきます」のお祈り。
この地域では、幣束・ヒサカキ・酒・塩を供えてお祈りしたそうです。

お祈り後、伐採するときに入れる切れ込み「受け口・追い口」の解説。

その後各班に分かれ、家族ごとに伐採開始!
ノコギリの扱いは、最初はおぼつかない様子の方もいましたが、次第に慣れていきました。
受け口を作って、倒すときにはみんなで協力してロープを引き、倒したりもしました。

伐倒(木を切り倒すこと)したら、次は榾木サイズに切り分ける作業。
今回はミニ榾木なので、家族によりますが40cmほどで切り分けました。

作業地で一通り作業後は、お昼休憩。
とても気持ちよさそうです♪

お昼休憩後は、自分で切り出した丸太にドリルで穴をあけ、シイタケの菌がついた「駒」を打ち込んでいく「駒打ち」作業です。
みなさんすぐ慣れたようで、30分ほどで全員駒打ちが終わり、無事榾木の完成です!

寒い中駆け足で作業を進めましたが、お祈りの効果か、全員ケガもなく無事に終了しました。

ノコギリ一本で伐採し、搬出も人力でしたが、昔は当たり前のことでした。
昔は、榾木で作ったシイタケや薪は貴重な現金収入になるものなので、暮らしのために伐採を行っていました。
今回はそんな里山の冬の暮らしの一部を体験していただきましたが、いかがだったでしょうか?

みなさんの榾木からたくさんシイタケが採れますように!
お疲れ様でした!

おっち