本日1月19日は、案内所の東側をひとまわりしてきました。
木の幹や擬木柵を見ながら歩くと、時々何かくっついているので、探すのが楽しみです。
今日はカマキリの卵鞘や、がっしりしがみつくガ(生死不明)を見つけました。
キノコの成れの果てのようなものも見つけましたが、他のスタッフに聞いたところ
カシノナガキクイムシにくわれた木から出た樹液にカビが生えたものだそうです。
切通しの道では、裂けたチューリップのようなウバユリの蒴果が残っていました。隙間から差し込む光がきれい!
あたりには種がちらばっていました。
ウバユリの種のお隣で、落ち葉をはねのけて顔を出しているのは、スミレの仲間の葉です。
近くにはカキドオシも葉を出していました。
年が明け、小寒・大寒と一番寒い時期ではありますが、
春にむけて少しずつ植物たちが動き出しているのを感じられる時期でもあります。
前回の自然情報に続き、今朝は案内所のウグイスカグラが開花していました。
ニワトコの芽もぷっくり…あれ、もう開きそう?
途中で拾ったウスタビガの繭の様子がおかしいので、最後に解体してみました。
秋に成虫が出ていくはずなのですが、まだ何か中に詰まっています。
こういうの苦手な方、ごめんなさい!
中に入っていたのは、他の虫に寄生されてしまったさなぎでした。
アゲハやモンシロチョウを飼育して経験された方もいるかと思いますが、
イモムシはよくハチやハエなどに寄生されて、「さなぎから何か別の生きものが出てきた!!」とビックリすることが多いです。
無事に羽化できた繭の近くには卵があるかもしれないので、黄緑色の繭を見つけたら、それも探してみてくださいね。
まだまだ寒い日が続きますが、少しずつ春探しも楽しんでみてくださいね。
(もよちゃん)