春のフラワーウォッチング

みどり森の景色がすっかり春色になりました。今日は大人の自然観察会「春のフラワーウォッチング」が開催され、案内所から西久保湿地への道端に咲く花々を、ルーペでじっくり観察しました。その様子をごらんください。

今回は花をルーペで観察して花のつくりや受粉のしくみなどを観察しました。
小さな花をルーペで見ると、新しい発見がいっぱい。
 こんなに毛深いの?!
 こんなにかわいい花なの?!
 こんな模様があったの?!
みなさんが一番びっくりしていたのが、タンポポの花でした。小さな花が何百もあつまっていること、1つ1つにめしべやおしべがあったこと、花の下にはすでに綿毛が用意されていること!
また、キュウリグサは花が2ミリくらいと小さいけれど、とても可憐なブルーの花。ルーペで見た甲斐があったのではないでしょうか。匂いも印象的でしたね。

ありふれた小さな花ばかりでしたが、みなさんがルーペで観察する楽しさを満喫していただけたようで、うれしいです。
ルーペでのぞく花の世界は、ミツバチのような虫の目線に近いです。
いろいろな花の形に親しんだら、次は、花を訪れる虫の気持ちで観察してみてください。花の形や模様にかくされた受粉のための工夫が見えてくると思いますよ。
ぜひ身近な花もルーペで観察してみてくださいね。

(さかもと)