極寒の日が続いていましたが、ふっと寒さがゆるんだ今日、
暖かい日差しの中で「里山体験教室~伐採とミニミニ
ほだ木づくり~」が開催されました。
講師は、当館スタッフとNPO法人埼玉森林サポータークラブの伊東さんです。
まずは、里山でずっと昔から行われてきた雑木林の木を
切る伐採の作業です。
かわりばんこで、手順通りに木を切る作業を進めて
いきます。ここまで順調、順調!
さて、追い口を切ったら、いよいよ本日のクライマックスです。
スタッフ「マイマイ」の号令で木を引き倒していきます。
ミシミシ・・・どーん!
大きな音とともに倒れた木を今度は小さく解体してきます。
切ったほだ木にドリルで穴をあけて、シイタケの菌糸が付いた種駒を
打っていきます。
ところで、切った木は、これで死んでしまうのでしょうか?
いいえ、クヌギやコナラは切り株からまた再生するのです。
※萌芽更新(ほうがこうしん)といいます。
ほだ木を作った後は、実際に萌芽更新した木を観察して、
生育に邪魔な木を切り薪にしました。
雑木林は、1回きりでなく、なんども恵みを受け取れるように
工夫され、暮らしの中で手を入れられ、育てられてきた林。
薪とシイタケのほだ木が本日のお土産。
キノコが出るのは早くて2年後です。
出てくるその日を楽しみに、おうちで育てましょう。
たくさん出てくるといいですね!
(かけちゃん)