わくわくどきどき!?夜の森を探検!

立秋を迎え、暑さが少し緩んできた土曜日。
毎年大人気のイベント「親子はじめての自然観察~夜の生きもの観察~」 が行われました。
普段の観察会では、昼間に活動する生きものが中心ですが、
今回は特別。夜の森で活動する生きものたちを観察しました。

開始時間は17時。この日の入り時間は18時40分ごろなので、まだまだ明るいですね。
最初にあいさつをして、どの生きものが、いつ活動しているか、みんなで予想してみます。

今日出会えるのはどんな生きものかな~とわくわくしつつ、
まずはまだ日が出ている時間の森を探索。
バッタがぴょんぴょん草むらから飛び出したり…

あ!セミの幼虫が歩いています!

セミの抜け殻は良く見かけますが、動いている幼虫はなかなか目にする機会がないのではないでしょうか?
子どもたちも大興奮です!
また、草むらではチョウやカマキリも見つけましたよ。 
はたして、これらの生きものたちは夜になるとどうなっているのでしょうか…??

まだ明るい、夕暮れ前の森を探索した後は、
一旦案内所へ戻って見たものを発表したり、軽食を食べて一休み。
夜の観察に備えます。

そして、、日が暮れて、だんだん辺りが薄暗くなってきたところで、
夜の森へ出発!

日の入り時刻を過ぎ、大谷戸湿地の上空ではツバメからコウモリにバトンタッチ。
そして…草むらを元気に飛びまわっていたバッタはどこへやら。
そっとつついても逃げません。寝ているのでしょうか?
チョウも葉っぱの裏で休んでいるようでした。

そしてカマキリの目が…!?
※これは実際見てみてください。きっとみなさん驚きますよ! 
夜になるとこうして変化しつつ活動する生きものもいるのですね。



さらに森の奥まで進んでいくと…
樹液にはカブトムシやクワガタが集まっていました。森にいるモリチャバネゴキブリや、ガの仲間も
集まっています。酸っぱい匂いのする樹液は、虫たちのレストランなのですね。

楽しかった観察会はあっという間に終わりに…
最後に、今日見られた生き物を発表したり、どうして生きものの活動する時間はそれぞれ違うのかな?
といったお話をしましたね。
みなさんもお家の周りで夜の生きものを観察してみてはいかがでしょうか?
きっといままで知らなかった世界が待っていますよ。

観察会終了後、夕暮れ前に見つけたセミの幼虫の羽化がはじまりました。
少しずつ、少しずつ、翅をひろげます。
夏の夜長にセミ観察。おすすめです。


 (たっきー)