寒いあったかいを繰り返すこのごろ。今日は北風がちょと強めで寒い! 春の進みがちょっと足踏みしているよう。そんな中、親子はじめての自然観察会「春を待つ生きもの観察」が行われました。どんな生きものが見つかったでしょうか。その様子をご覧ください。
じつはこの観察会、昨年5月の観察会の続編でもありました。5月に親子で【ハチを呼ぶための竹筒の昆虫ハウス】を作って設置していたからです。
まずはその昆虫ハウス(竹やヨシを使用)がどうなったか確かめてみることに。穴に巣をつくるハチが使ってくれたでしょうか?!












家族ごとに受け取って、筒をそっと開いてみました。
※シノタケの筒は設置前にあらかじめ割れるように細工しておいたもの
すると、筒の中はなにやら色々詰まっていました! クモのひからびたもの、キリギリスの仲間ひからびたもの、泥の仕切り、藁の仕切り、蛹、まゆ、幼虫……部屋ごとに中身がちがってビックリ。
クモやキリギリスはハチの幼虫のエサとして、お母さんバチが持ち込んだもの。えさの違いは、ハチの種類の違いを表していて、クモバチの仲間やアナバチの仲間、ドロバチの仲間が使っていたようでした。
ハチの幼虫や蛹が春から夏に成虫になれるよう、開いた筒はできるだけ閉じて返してあげましたよ。
続いて向かったのは落ち葉のたい肥場。なぜかというと、ここにはアレがいるからね。アレとは、そう、カブトムシの幼虫です!
手で上の落ち葉をそっとどかしていくと、すぐに現れました。大きいの中くらいの、とにかくたくさん!



冬のはじめに落ち葉かきをしてここにためておくと、落ち葉が腐って良いたい肥になるけれど、落ち葉をモリモリ食べてくれるカブトムシの幼虫がいるからこそです。春になったら蛹になるから、夏の雑木林でまた会おうね!
今度は林の中で生きものを探してみました。
じつは秋のうちに木の幹に麻を巻いて生きものが潜る場所を作ってみたのですが、巻きが薄かったのか、残念ながらアリグモ1匹程度。もっとあたたかそうな腹巻き(←木が腹巻きしているみたいだから)にすれば良かったかな。
続いて、スタッフのヤギちゃん先生お気に入りの朽ち木スポットを探ってみることに。
倒れて何年にもなる太いナラの木。さわると樹皮ははがれ、材もふかふか。湿り気もあって、こんなところが虫たちのお気に入りなのですね。









みんなで夢中で探してみたおかげて、コクワガタやキイロスズメバチ、キノコムシの仲間など、成虫が見つかりました。正体不明の幼虫や、ヤスデ、ムカデ、ハサミムシも。
みんな冬の寒さと乾燥を朽ち木の中や下でたえしのいでいるから、動かしたところは元にもどすのがお約束。それにしてもいろいろ見つかったね。
このあと案内所にもどったのですが、最後におまけで、水路の生きものを探ってみました。
予想ではトンボのヤゴとかいるかな~?と期待したのですが、残念空振り!そのかわり、ヤマアカガエルの卵が大人気に。
カエルの卵も春を待っているよね。



寒いと思ってスタートした観察会でしたが、みんなでワイワイ生きもの探しをしているうちに、体も心もすっかりあたたまりました。
今日見つけた冬を越した小さな生き物たちも、春から夏にどんどん成長してまた皆さんと出会うのかもしれないですね。
生きものいっぱいの豊かなみどり森の自然見に、また遊びにきてみてくださいね。
(きんちゃん)