ポカポカ陽気に誘われ、アカガエルも産卵のために土の中から
顔を出し始めたみどり森。
本日は、文化財保存全国協議会の門内政広氏を講師にお招きし、
みどり森周辺にある石造物などを辿りながら、里山と人のつながり
や歴史をめぐる講座を実施しました。
昔この狭山丘陵が「鷹場」であった頃、この地に暮らしていた人々には
様々な制限があり、色々と苦労をされていたそうです。
そんな歴史と里山で暮らしていた人々の生活がつながっているという話に
参加者のみなさんはどんどんひき込まれていきました。
おまん坂と呼ばれる坂や、馬頭観音にまつわるお話からも
昔の風景や人々の暮らしに想いがつのります。
雑木林の谷戸田の地形を利用した人々の暮らしも垣間見ることができました。
普段は通り過ぎるだけで「なんだかわからなかった?!」石造物や風景は
講師の先生がやさしくかみ砕きながら、面白く話してくださったことで、
ぐっと身近なものに感じられるようになったのではないでしょうか?
参加された方は、今度から里山歩きの際に石造物や風景、昔のことが少し
気になってしまうかも・・・。
昔の人々の暮らしや風景が広がりなどを意識したり、見つけたりしながら歩くのも
現代の里山歩きの楽しみ方のひとつかもしれません。
(うい)