6月29日(土)に「24時間テレビ」チャリティー委員会事務局と当館との
共催で実施された、24時間テレビ「さいたま緑の森博物館プロジェクト2013」
が無事に終了しました!
梅雨に入り、お天気が心配されていましたが、当日は雨も降らずに暑いくらいでした。
里山の風景を色濃く残す、さいたま緑の森博物館で、公募してくださった
たくさんのボランティアさんと『里山を知ろう!守ろう!』をテーマに1日活動をしました。
午前は、緑の森博物館に残された、里山の自然環境や人との関わり等について、
私たちインタープリターが案内しながら散策をしました。
午後は、「里山の環境を守ろう!」ということで
外来植物の除去・アズマネザサの刈り取り・ロープ柵の修理の3つの作業を行いました。
外来植物の除去では、湿生園に繁茂してしまったキショウブを抜き取り、除去しました。
キショウブを除去することで、本来この湿地に自生する植物を守る手助けになります。
キショウブはもともと日本にはなかった植物で、明治時代に人の手で観賞用に持ち込まれ、
今では日本各地で野生化したものを目にします。
繁殖力が強く、その地域に自生する植物(在来種)を駆逐するおそれのある植物でもあります。
泥に足をとられながらも根っこごと引き抜く作業は大変でしたが、達成感もひとしおでしたね!
アズマネザサの刈り取りでは、林床に繁茂しているアズマネザサを刈り取ることによって、
アズマネザサ以外の植物が生えてくるような林床に近づけました。
繁殖力の強いアズマネザサは定期的な管理を行うことで
勢力を減らすことができるので、今回たくさんの人の手で刈り取ることができてよかったです。
ロープ柵の修理では
園路沿いで腐ってきている柵を抜き取り、新しい杭とロープをつける修理をしました。
これにより園路外に立ち入る人がなくなり、動植物を踏みつけ等から守ることができます。
ボランティアの皆さんの手で無事ロープ柵を新しくすることができました。
今回は100名あまりのボランティアさんのご協力で、色々な里山の保全作業を無事に
行うことができました。参加いただいた、みなさんありがとうございました。
今度は、ゆっくりと遊びにいらしてくださいね。
あおの