先日の寒~い日に降った雪も解けて、寒さは和らいだものの、
北風がビュービュー吹いています。
水鳥の池の前では、役目を終えたハンノキの花が散らばって、
イモムシの群れのようです。虫嫌いの方はゾッとする光景かもしれませんね…


案内所前のヒメザゼンソウも、葉が広がってきました。
美味しそうに見えますが、毒なので食べられません。
花→葉の順で出るザゼンソウとは逆で、ヒメザゼンソウは葉が先に伸び、葉が枯れる6月初頭に花が見られます。


タチツボスミレは、蕾をつけていました。もう少しでやってくるスミレシーズンが楽しみです。
その奥へ、タヌキが走り去っていき、姿を探していたその時…



バキ!ドカッ!と大きな音がして、大きな枝が折れて落ちるのを見ました。
枝が落ちて刺さったところには深い穴が(伝わりにくい写真でごめんなさい)。
風の強い日には、皆様、無理な散策はなさらず、散策の際は頭上にお気をつけください。
案内所~狭山湖外周道路の切通しでは、風の音と揺れる木々の音がゴウゴウ鳴っていました。
(その時の様子はこちら)



最後に、春が待ち遠しいもの3つを見つけました。
1つ目は、ウスタビガの繭についた卵。
冬の森でこの黄緑色の繭を見つけると宝物を見つけたような気持ちになるのですが、この繭には卵が産みつけられていました。
昨年産み付けたものであれば、この春に幼虫が出てくるはずです。楽しみです。
2つ目・3つ目は冬芽たち。
アカメガシワの新芽は少し葉っぱの形になってきて、まるで鬼のツノのよう。
ガマズミは全体が細かい毛でモコモコしていて、ふっくらしてとても可愛らしい姿でした。
もう少しで葉っぱが出てきそうに、膨らんでいます。こちらも楽しみです。
啓蟄を迎え、来週からは暖かくなっていきそうですね。
草や木々も少しずつ葉を広げ始め、いよいよたくさんの生きものたちが動きだす時期がやってきます。
風や天気の予報を見て気を付けつつ、散策をお楽しみください!
インタープリター もよちゃん