9月7日、里山体験教室「ため池のかいぼりをしよう」が開催されました。
かいぼり作業は、池の泥をさらって貯水機能を保つ里山の管理作業のこと。
作業前の池は草ぼうぼうで、水面狭くなっています。また、取水部の土手の土が雨で崩れています。
だから今日の作業では、泥さらいに加えて草を抜いて、泥を土手に運び、池にしっかり水がたまるようにします!
と、その前に、真っ先にしたのは「生きものすくい」でした。
網を持って、いざ池の中へジャブジャブ! すくった生きものは、別の場所で洗われて、種類別に分けられ、数が数えられました。
洗いも選別も大変です。
みんな楽しそうな生きものすくいの時間はあっという間におしまい。
さぁ、ここからが大変な泥さらい、泥上げの作業です! みんなで頑張ろう‼
汗だくの作業が続いて、ついに土手が完成。削れたところもきれいに修復されました。
陸に上がって洗い場にいく参加者のみなさんは見事に泥んこでした。お疲れ様でした!
さいごに、池にいた生きものをふりかえりました。
今回は外来生物アメリカザリガニよりも大量の外来生物カワリヌマエビがつかまって、他の生きものへの影響がないか、今後の動向が気になります。
在来の生きものとして、ドジョウやギンヤンマのヤゴ、ハイイロゲンゴロウや大量のマツモムシが確認できたのは良かったですね。
みなさんのおかげで、ため池の泥さらいができました。泥んこ作業と生きものとのふれあい、どちらも楽しめましたか? 大変な作業ですが、里山の景観のひとつでもあるため池と田んぼ、そこに暮らす生きものの環境を残すためには不可欠なものです。
また来年も実施する予定ですので、ぜひまたご参加ください。ご参加いただき、本当にありがとうございました。
今日の作業にボランティアでお手伝いくださった「緑の森倶楽部」「狭山丘陵自然史研究会」「みどり森ボランティア会」のみなさまも、本当にありがとうございました。
(さかもと)