昨晩はみどり森周辺も大分降ったようで、園路を歩いてみると、その爪痕が所々残っていました。
林道には水が土砂や木片を押し流した跡に加え、洗い流されたモグラ穴がボコボコと落とし穴のようになっていたりと荒れていたので、大きなものは端に寄せてきました。でも、表土が流されて滑りやすくなっているので十分ご注意ください。
落ちていた大きな枝は、みどりの森ボランティア会の皆さんに撤去していただきました。
比良の丘は、雨で伸びた草が寝てまるで草の海。シンボルツリーのウワミズザクラの木がとても目立っていました。また、周辺はたくさんの赤トンボが舞ってとても爽やかな景色でした。
飛んでいるトンボの種類は同定できなかったのですが、周辺ではマユタテアカネやシオカラトンボ、オオシオカラトンボがよく見られました。
トンボと並んでたくさん見たのが、バッタの仲間。餌となる草が元気に伸びているので、みんな元気そうで草むらを歩くとピョンピョンはね回っていました。
見つけたのは、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、コバネイナゴにトノサマバッタなど。カマキリ、コオロギやツユムシの仲間もいました。
ボランティアのNさんが、草を抱えて隠れるバッタが可愛いと教えてくれたので、私もパシャリ。
バッタ以外にも、マメコガネ、コフキゾウムシ、イモムシ、毛虫など草の上には色々な虫がいました。虫によって、葉っぱの外側から食べたり、内側から食べたりと違うので、個性溢れる草の食べ跡観察も結構楽しいです。
食べ跡観察をしていると、葉っぱの上にクモの抜け殻を見つけました。この細長い脚を器用に抜くものだなあと感心します。
そういえば、クモの巣も徐々に目立ってきましたね。田んぼに巣を張っていたナガコガネグモは、自分より大きなイナゴを捕らえていました。
さてさて、今日一押しの発見はこの写真。
細い茎に一見種のようなものが並んでいます。
実は、規則正しく並べて産み落とされた卵なのです。正体は、ツノトンボという虫。
とっても丁寧に並べてあるのに、右端だけちょっと乱れているのはちょっと疲れちゃったのかな? など想像がかき立てられます。
何か変わったものを発見したら、ぜひ案内所まで教えてください。
インタープリター さかでぃ