良い新年を迎えられますように…イベント『しめ縄飾り作り』実施報告。


今年も残すところあと一週間。みなさんお正月の準備は順調でしょうか?
みどり森では、12月23日(土)・24日(日)の2日連続で、里山文化講座『しめ縄飾り作り』を実施しました。

今年、西久保湿地の谷戸田で採れたお米の稲わらを使い、
良い新年を迎えられるように願いを込めて作りました。
どのように作ったか、両日合わせて紹介させていただきます。


まずは、しめ縄飾りを含め、この辺りの地域ではお正月の準備をどのようにしていたか、について学びます。
このイベント限りのみどり森劇団による、『歳神さまは来てくれるのか』が上演されました。


 ***上演内容が気になる方が、是非来年ご参加ください。ご希望の声によって再演があるかも!?***


さぁいよいよしめ縄作りです。
最初の行程は…

1)稲わらをつかみ、上下に振って、長いのだけを選抜する。
2)1本1本についている「はかま」を取る。
3)10~20本の束を3つ作る。※本数は作りたいしめ縄の太さによります。お好みです。
4)束にした稲わらを棒でたたき、柔らかくする。


次の行程は…

5)綯い方のお手本を見て学ぶ:今回は歳神さまを迎えるため、仕事綯いではなく、縁起のいい左綯いです。
6)2本を綯っていく。 ※やっているとどっちに回しているのか訳が分からなくなることも!
  力もいるし…がんばれ子どもたち!
7)まとまった2本に、3本目を綯いながらまとめる。


そして最後は…

8)縁起のいい植物を使い、飾りつけ
9)紙垂の作り方を確認:濡れてしまうので、お家に帰ってから作ります。
かんせ~い♪


同じ素材でも、形や飾りのつけ方が各家庭で違い、とっても素敵なしめ縄ができましたね!
思いも沢山込められたかな? 
(作るのに必死で「お願いどころじゃなかった!」とのコメントもありました♪ 大丈夫、今からでも思いを込めましょう!)

みどり森で採れた稲わらで、自分で作ったしめ縄。
文化的な背景やしめ縄の意味なども知れるイベントで、
ただ飾るだけではない存在になったかと思います。
お金では買えないものですね。
私自身はこんなに心がほっこりするしめ縄を飾れて、とっても幸せなのですが、
同じ気持ちを持ってくれた方も多かったようです。

みなさまに、良き新年が訪れますように…

インタープリター ゆうき~