小さいけれど愛らしい秋の花

曇り空の9月7日、所沢エリアの園路巡回に行ってきました。
この時期の花は一見控えめでとても小さい花ばかりですが、なかなか素敵ですから、ご紹介します。

こちらの3種は色も大きさもはっきりしているので、咲いていればすぐ目につきいます。
八幡湿地まわりで咲いていますよ。

わりと群生するのがツルボ。ヒガンバナのようにこの時期は葉がありません。下から上へと咲いていきます。
チョウジタデは1㎝未満の黄色い花。田んぼ脇のあぜや水路に咲いています。

もっと小さい花がこちらの花です。草丈も10㎝~20㎝ほど。その中に3ミリ程度の小さい花がついています。
見過ごしてしまいそうな地味さですが、ぐっと目を近づけて見てみれば、かわいい形をしていますよ。湿地に見つかります。

さて、日当たり良いところには、ヤブカラシの花があり、色々な虫が蜜をなめに来ていました。
蜜がどこにあるか、わかりますか?

ナナホシテントウがおいしそうになめていますね。
巡回に同行してくださったボランティアさんも、思わずなめてみると……、「甘い!」
人間には少なすぎますが、虫たちにはたっぷりの蜜のようで、コアオハナムグリ、セセリチョウの仲間、ホウジャクガの仲間、アリの仲間、ハナバチの仲間…と様々な虫たちが来ていました。

小さな秋の花はまだまだ他にもありますので、散策しながら探してみてください。

(さかもと)