2月9日の自然情報 ~春の手前のお楽しみ

風が強くて寒~い日になりましたね。

この時期は生きものたちの春に向けての変化が見られ、春一番に目覚めて産卵しに来るアカガエルたちに今年はいつ会えるのか、スタッフはソワソワしています。
昨日の雨で生きものに変化はないかな~、カエルに動きはないかな~、とトンボの湿地や西久保湿地の様子を見てきました。

クヌギの木の芽は、心なしか少しふっくら大きくなってきたような気がします。
トンボの湿地ではまだ氷が張っていて、カエルたちの気配はありませんでした。

風が強かったので、色々なものが降ってきます。少し前に目に見えるほどブワッと花粉を飛ばしていたハンノキの花や、テイカカズラのさやも、役目を終えて落ちてきています。

そして、湿地のヨシの葉が全部トンボの湿地を向いている!新発見!と思ったのですが、よく考えてみたら風が強くてそちらに吹かれていただけかも…。

冬枯れた森では、葉が残っていた時期には見えにくかったものが姿を現すので、夏や秋の答え合わせのような気持ちになります。

冬にだけ会える生きものもいました。

この背中は…

冬鳥のツグミでした。秋、他の冬鳥たちよりも少し遅めにやってきて、春、少し遅めに帰っていく鳥です。

春を感じるのも楽しいですが、その前の今しか感じられないものもまだまだ楽しみたい!という何ともソワソワする季節です。
明日は雪になるかみぞれになるか…、どうぞお気をつけてお過ごしくださいね。
(もよちゃん)