大人の自然観察の会の報告

大人の自然観察会~初級者編・初夏~の様子です。

今回の観察会のお話は「昆虫の探し方を知る!!」です。
昆虫などを観察するといっても、小さな虫を探すのは大変です。
そんな時、どこに目を向ければいろいろな生き物を
見つけられるのか?を実際に歩きながら体験しました。

まず初めに、草やぶの中にどんな生きものがいるのか見つけることから始めました。

どんな生き物がいるか探していると、だんだんと虫が見えるようになってきて
カマキリやヒメギス、ヤマトフキバッタなどの昆虫を見つけることができました。

その先では、チダケサシという花があり、そこにはベニシジミが来ていました。

やはり、探す基礎は「花に訪れる虫を観察する」花にはいろいろな昆虫が集まります。

次に、見つけたのはイチモンジカメノコハムシの幼生
この虫はムラサキシキブの葉っぱを食べて大きくなるので
ムラサキシキブの葉っぱに食べた後があれば見つけることができます。

ここでのポイントは「葉っぱにある食べ痕を探す」です。

さらに進むと、ヒメヒゲナガカミキリなどのカミキリムシがついている
エゴノキがありました。よく、観察してみるとそのエゴノキは弱っているようでした。

カミキリ虫の仲間は弱ってきている木に産卵に来ることが多いようです。
カミキリムシの種類にもよりますが、探すなら枯れかかっている木を探すと見つかるかもしれません。

 
昆虫を探すのが苦手な人も、こんかいのように観察を行えば
いつもと違った生き物を見ることができるはずです。

次回の大人の自然観察会は11月を予定していますので、
予定が決まりましたらHPやニュースレターでご案内いたします。

 

青野