7/14の自然&園路情報

ここのところ、みどり森ではルリジガバチがぶんぶん飛び回っています。
案内所の中にもたくさんのルリジガバチが…
(とてもきれいな瑠璃色なのですが、動きが速くてうまく撮れませんでした)

本日の巡回では、案内所から西久保方面へ行ってきました。
じめじめする空気の中、キノコや葉っぱの上の菌たちがちらほら姿を現していました。
大谷戸湿地ではヌマトラノオやオオミゾソバが咲きだし、セセリチョウがパタパタと飛び回って蜜を探していました。

だいぶ背の高くなったヨシの間を抜けて再び木陰に入り、雑木林広場に向かって坂道を上ります。
みどり森は粘土質の道が多く、雨後はかなり滑りやすいです。足元にはご注意くださいね。
ボランティア会のみなさんと、慎重に登っていくと…

雑木林広場の脇の茂みで、マムシがするすると逃げていく姿を見ることができました。
なかなか会えないので見られて嬉しかったです(うっかり踏んでしまうようなシチュエーションでなくて何よりでした)。
園路に【マムシ注意】の看板があるため、よく来館者の方からマムシについてご質問があるのですが、
あまり園路に出てくるところは見ないので、気をつけて散策していただければ大丈夫です。園路外の茂みは立ち入らないでくださいね!

草木の上には夏の虫たちが続々と登場しています。
バッタやキリギリスのなかまが跳ねたり、成虫になったカメムシたちがじっとしていたり、コガネムシやオトシブミなどの甲虫たちが葉をかじっていたり。

今年生まれのカエルたちにも出会いました。ちょっと太ってきたヒキガエルと、よく跳ねるアカガエル。
西久保湿地で捕まえたのはまだ小さなアカガエルでした。
葉の上ではオサゾウムシが交尾中でした。小さな生きものは見つかると喜びひとしおですね。
木橋の脇にはマユミの実が。橋の上は滑りやすいので、転ばないようにお気をつけください。

雨の多い時期のため、滑りやすい場所だけでなく、いくつかかかり枝のある場所もありました。雨風の後は、十分お気をつけて散策なさってください。気をつけて歩いていると、もっと多くの生きものとも出会えるかもしれません!

(もよちゃん)