今日、巡回で雑木林を歩いていたら、フユシャクの仲間を見つけることが
できたのでご紹介します。
フユシャクは秋から春にかけて成虫が活動するガの仲間で、この時期でも
天気の良い日には、飛んでいるところを見かける時があります。
交尾中のヒロバフユエダシャクです。
上がメス、下がオスです。
フユシャクの仲間は 、オスには立派な翅(はね)がありますが、
メスは小さい翅があるか、ほとんど無くなってしまっています。
翅がないと一見、ガには見えないですね。
フユシャクのメスが翅を持ったなくなった理由は、翅を退化させることで
体の表面積を減らして、体温を奪われにくくしていると言われています。
冬に活動するための知恵ですね!
こちらもフユシャクのメスです。おそらくシロフフユエダシャクだと思うのですが・・・。
オスが一緒にいると名前を調べやすいのですが、メスだけだと難しいんです。
でも、飛べないメスは、なかなか目につかないので、見つけられたらラッキーですよ!
園路沿いの柵や木の幹ついていることがあるので、ぜひ探してみてください。
(ふくざわ)