大人の自然観察会~はじめての粘菌の世界~

気持ちよく晴れたなか、粘菌の観察会を行うことが出来ました。

「ねんきん」と聞いて皆さんはどのようなものを想像しますか?
今回は余りメジャーではない生きもの「変形菌(粘菌)」を観察していきます。

変形菌がどのような位置づけの生きものなのか、
はじめに「所沢粘菌同好会」の吉田さんにお話をしていただきました。
初めて粘菌を知った人も少し知識を入れてから
実際に野外で粘菌を探しに行きます。

探し始めは、一体どのような所にいるのか?どんな大きさなのか?など
分かりにくく見つけにくいようでしたが、そのうち、だんだんと粘菌
らしきものを探せるようになってきます。
しかしここからが大変、粘菌とキノコとカビの区別がつきにくい…
これは?これは?
と見つけつつも、カビ、キノコとなかなか粘菌の目にはなりません。
でもそのうち、だんだんと粘菌を見つけられるようになってきました。

見つけた粘菌は、案内所に持って帰り、顕微鏡を使って観察していきます。
顕微鏡で拡大して観察すると、それぞれ個性があり、金属的な光沢があるものまであります。
変形菌の同定は専門家でも難しいので、全部をしっかりは分けられませんが
15種ほど粘菌を見ることができました。

とても魅力的な粘菌の世界を見ることができ、とても楽しい観察会になりました。
所沢粘菌同好会の皆さま、ありがとうございました。

あおの