みどり森ではここのところ台風15号による強風、その後の猛暑、昨日の雷雨と、荒れた天気が続いていましたが、今日は涼やかな心地よい風が吹いています。
暑さが落ち着くのを待っていたように、たくさんの花が咲きチョウやハチも飛び交っています。
大谷戸湿地の入り口では、ツリフネソウがトラマルハナバチたちを誘っています。奥のくるっと曲がった部分に蜜があるのですが、花の中を覗くと秘密のトンネルみたいで、ちょっと入ってみたくなります。
※ツリフネソウは園路脇の少し離れた場所にまとまって咲いていますが、手前で観察できるものもありますので、園路外には立ち入らないようお願いします。
ツリフネソウの隣では、キツネノマゴやユウガギク、ゲンノショウコが虫たちを呼んでいます。
ちなみにユウガギクの「ユウガ」は「柚香」からきているそうですが、ユズというほど匂わないような…。みなさんも嗅いでみてください。
湿地まわりには他にノブキやイボクサ、センニンソウなども咲いています。木陰にはヤブランも。
夏に花を咲かせた草木の実は、だいぶ大きくなってきました。
毎年栗の実を見るたび、子どものころの栗拾いの思い出がよみがえります。父が木をゆすって落とした栗のイガが背中に刺さり大変でした…。
絶対にマネしないでくださいね!
秋はおいしいものがたくさんあるので、よく「食欲の秋」と言いますが、花も実もキノコも見られるこの季節は、昆虫にとっても「食欲の秋」なのかもしれないなぁと思いながら歩いていました。
この先暑さも収まるようなので、ぜひ散策にいらしてください。
雨で足元がぬかるんでいたり、台風で枝が落ちている箇所もあります。またハチも活動していますので、散策の際はお気をつけください。
(もよちゃん)