楽しくて過酷な!?かいぼり体験です

残暑が続くなか、西久保湿地にて『里山体験教室・かいぼりを体験しよう!』が行われました。
参加者と、お手伝いをしてくださるボランティアさんの、総勢40名が大集合!

かいぼりとは、「水をためる」というため池の機能を保つためにするもの。
放っておくと、泥がたまったり草が生い茂ったりして、水が たまらなくなってしまいます。
そこで、年に1度は水を抜いて、生い茂った草の根を切り、泥をとりのぞき、手入れをするのです。

まずは、生きもの救出大作戦からスタート!嬉々として池に入るこどもたち。
「何にもいない・・」「あ!ドジョウだ!」「何か泳いでるけど、これ何?」と、網で泥の中の生きものを見つけ出しました。
はじめてドジョウが網に入ってたお母さんも、とてもうれしそう。

バケツに移して運ばれた生き物は、『緑の森俱楽部』のメンバーの方々によって仕分けされ、種類ごとにカウントされます。

 

さぁ、ここからが本番! かいぼり作業に移りました。
生きもの救出を行っている間、ボランティアのみなさんがノコギリやスコップで黙々と切り分けてくださっていた草の根を、引っこ抜いて運び出す作業にとりかかりました。

  

根っこがからんで、引き抜くのは力が要ります。思わずしりもちもついちゃいます。
握力もどんどんなくなります。
こらぁ!まだ生きものを探しているのは誰だぁー! 運んで運んでー!(←ほんとの叫び)(笑)
 

抜いた根っこは、リレー方式で運び出しました。
みるみる泥んこ姿になる人々です。


 (かいぼり前)    (かいぼり後)

こうして、みなさんの作業によってため池もすっかり水面が広がりました。
ため池に水がたまることで、これからも安心してお米が作れます。
捕まえた生き物たちは、この湿地の大切な仲間です。イベント終了後に池にもどし、もとの静かな生活にもどっていきました。

今日かいぼりの作業に関わってくださったみなさん、どうもありがとうございました。
 

(きんちゃん)