食育体験サツマイモ4回目:つる返しと試し掘り

気が付けば夏も終わり・・草むらの虫たちが涼やかに賑わう秋へとバトンが渡されました。
6月の梅雨入り直後に植えたサツマイモの苗はどのように成長したでしょうか?
写真は今日の畑の様子。サツマイモの蔓はモリモリと育ち、すっかり畝を覆っています。
一方、あれだけ旺盛だった夏草たちの勢いはすっかり落ち着いていました。

草取りの手間が省けた分、モリモリに伸びた芋蔓は隣同士で絡み合っていました。
茎を折らないように慎重にほどきつつ、ひっくり返して(つる返し)いきます。

 

 

そんな中、ひときわ目を引いたのは、敷地の端の畝・・・
な、なんと、ここのつるだけだモリモリのメガ盛りです!
実はこの畝のすぐ横には、以前いただいた大量の馬糞が置いてあるのです。
サツマイモは本来、あまり栄養を必要としない植物で、痩せた土地でも 育てることができます。
このように、茎や葉がモリモリ育っているのは一見順調そうに思えますが、
実は「つるボケ」という現象が起きている可能性があります。
茎や葉ばかりが大きく成長し、肝心の芋に栄養がゆかず、味もイマイチ・・となってしまうのです。
この畝・・まさにつるボケな予感です・・!? 

 

今日はそんなつるボケ疑惑のつるからちょっとだけ茎(葉柄)を拝借!
みんなで食べてみることに!
そうなんです。実はサツマイモって、葉も茎(葉柄)も食べられるんです。
ただ、この日の葉は食べるには少々大きくなりすぎだったため、
葉柄の部分のみ食べることに。
ポキポキ折って収穫?した 葉柄は、みんなでスジ取りをして下ごしらえ。

下ごしらえが済んだら、いよいよ本日のメインイベント!?
試し掘りをしてサツマイモの成長を確認します!
・・と、その前に。
「垂直植え」と「船底植え」、それぞれの苗の成長具合を絵に描いて予想してもらいます!

そしていよいよ「垂直チーム」と「船底チーム」に分かれ、
手掘りで土中のサツマイモを探ってゆきます・・
結果はご覧のとおり!(下の写真中央:左が「垂直植え」右が「船底植え」の苗)
なかなか順調に育ってくれていました!
植え方によって、それぞれの特徴もでていますねー

・垂直植え→大きいが数は少ない 
・船底植え→小さ目だか数は多い 

収穫本番への期待が高まったところで、
下ごしらえしておいた芋づるをクッキング&試食しました。
芋づるを食べるのはみなさん初めてのようでしたが、「おいしい!」とペロリ。

次回はいよいよ最終回にして収穫です。
芋づるはもちろん、おいしいサツマイモがたくさん収穫できますようにー

 

(うい)