親子はじめての自然観察

 

今日は春めいてきた雑木林を探検する

「親子はじめての自然観察」を行いました。

みんなが集合する頃には、お日様が顔を出しました。

気温も徐々に上がり、自然観察会にはもってこいの陽気。

さぁ、準備が出来たら春の森へ出発です。

 

 

まず最初に見つけたのは、カマキリの卵塊。

寒い冬を卵で越しているんですね。触ってみると意外に 堅い! という声が聞こえました。

もっと暖かくなったらたくさんの赤ちゃんカマキリがぞろぞろと出てくることでしょう。

 

さらに進んで行くと不思議な形をした葉っぱが。

ちぎって嗅いでみるといい香りがします。

お風呂の材にも使われたヒノキです。白い線が文字のようにも見えますね。

木の皮の裏でも、虫たちは春を待っているようです。

大谷戸湿地には何がいるかな??みんなきょろきょろしながら探します。

アカガエルの卵を発見!じっくり観察してみると、

丸い卵だけではなくオタマジャクシの形に近づいているものもあることがわかりました!

着実に春は近づいているのですね。

やぎちゃんが何かを見つけましたよ。

仙人のひげのような羽の付いた種子が風に揺られています。

木の芽を少しさわって匂いを嗅いでみると、

「焼肉のにおーい!!」森の中にはたくさんの香りもありますね。

五感をつかって森を探検してみると、たくさんの発見があるかもしれません。

少し歩くとコロコロとした糞が落ちていました。ノウサギもこの森の住人です。

まっすぐな木だけではありません。大きな藤の木はぐにゃぐにゃと不思議な形をしています。

可愛らしいお花のようなカシワバハグマの花托もみつけることができました。

ニワトコの芽はブロッコリーのよう。暖かい日差しの雑木林ではゆったりとした時間が流れています。

雑木林の奥には葉書の元となったとされるタラヨウが。立派な葉っぱ青々と茂らせています。

沢山の羽が森が落ちていました。鷹が捕まえた獲物をここで食べたのでしょう。

その隣では、どんぐりが芽生え始めていました。

森の中ではいたるところで生と死が繰り返され、命が繋がっていることを実感できます。

フユエダシャクの仲間を見つけました。緑色の細かな模様がとても美しい蛾です。

展望広場では、木の皮がどんな風になっているのかを調べました。

みんな好きな木を選んで一生懸命こすり出しをします。

同じように見えて、比べてみるとそれぞれの木に特徴があることが分かります。

縞模様に、水玉模様。色んな模様が出てきました。

今日の観察会では早春のみどり森で、沢山の発見がありましたね。

一日一日変化していく森は、毎日楽しい出会いがたくさんあります。

これから徐々に虫が出てきたり、草花も目を覚まします。

 

 

観察することで今まで見えなかった世界を知ることが出来るのが、自然観察の大きな魅力ではないでしょうか。

次の親子はじめての自然観察は5月5日に行う予定です。

インタープリターとみどり森を探索してみませんか?

皆さまのご参加をお待ちしています。

 

 

たっきー