新年一発目の里山体験教室、今日は伐採体験です。
伐採というと、みなさん色々なイメージをもつと思います。
かつて里山の雑木林ではコナラなどの広葉樹を切り薪にして利用するとともに、
切り株から生えた萌芽を育てて活用していたんです。
さて、今日の伐採は大日様近くの更新伐採地でおこないます。
植樹したコナラ林の木と木の間隔が詰まりすぎたので、生育状況の良くないものや、
曲がっているものを選んで間伐をおこないました。
森林サポータークラブの成瀬さん、伊東さんを講師にお迎えしての今回、
伐採の手順を丁寧に教わりました。
伐採中は様々な事故が想定されます。みなさん真剣に講師の方の説明を受けていました。
受け口・追い口を切り込んでから倒すという成瀬さんの伐採実演を聞いてからみんなでロープを引き、木を倒します。
今日伐採した木はシイタケのほだ木にするため、
枝を切ってから90cmの長さで玉切りします。
みんな夢中で没頭してしまいました。
お昼をはさんで、午後は面白い準備体操を成瀬さんから教わりました。
木になりきる『木の一生体操』で、みなさん体もほぐれたことと思います。
午後の作業は引き続き伐採と枝切り・玉切りです。
その後、自分のほだ木になる伐採木をそれぞれ持ち帰りました。
このとき一緒に、次回の炭焼き体験に向けて炭にするための枝や
お花炭にするための栗の実をたくさん持ち帰りました。
次回が楽しみですね。
さて、最後にちょっとしたサプライズがありました。
シロスジカミキリの新成虫が、ほだ木にするため持ち帰った伐採木から
覗いていたのです。これにはみんなびっくりしました。
今日もみなさんお疲れさまでした。
ノコギリをつかって木を伐採したり重い伐採木を運んだり、
今回も体をめいっぱい動かした一日でしたね。
次回もまた頑張りましょう。ありがとうございました。
(かっちゃん)