11月も最終日、里山文化講座「みどり森の歴史めぐり」が行われました。
朝は霜が降りるほどの冷え込みでしたが、風もなくすばらしい晴天です。
山の木々も色変わりして、とてもきれいです。
今回は講師に文化財保存全国協議会の門内政広氏をお迎えして、
みどり森の歴史的背景を見ながら歩いていきました。
いつも散歩であるく道に、歴史の目を向けてみると・・・
どうしてスギやヒノキが植えられたのか、理由が見えてきたり、
地形の変化に敏感になったり、
本物の縄文土器のかけらや石斧(せきふ)から、縄文人の生活を想像したり、
草にうもれた石碑から時代背景と、人々の暮らしぶりがうかがえたり、
信仰心の深さがうかがえたりしました。
昔は景勝地?!こんなところに滝があったの?という場所を知ったのも
驚きでしたね。
歴史を振り返りながら、この場所の変遷をイメージしてみると、
現代の私たちにとっての丘陵の自然のあり方を考えるきっかけにもなりますね。
おしまいに、参加者から頂いた感想のひとつをご紹介します。
「同じ目をもっていても、『知』のある目は見るものが違う。」
是非、歴史の目を持って、みどり森を歩いてみてください。
きっと別の世界が見えてくると思いますよ。
(さかもと)