食育田んぼ3回目:あっつーっ!

きのう7月6日、なんと関東は梅雨明けしてしまいました!
そして、カーッ暑くなった今日は、田んぼの草取り作業日です。
暑くて大変だった今日の様子を振り返ってみましょう。

 田植えからひと月たって、イネも成長しました。じつは、田植えのあともしばらく雨が降らなかったので、田んぼはひび割れするほどだったのですよ。 写真は6/12のものです。
なんとか台風による恵みの雨でイネも成長することができました。

さっそくイネの成長記録をとる参加者のみなさん。
自分のイネの成長具合はいかがでしたか?葉の長さも30センチくらいになっていました。「分けつ」といって、はじめは1本だった株も10~30本にまで増えていました。

成長したのはイネだけではなくて、田んぼの雑草もです。
イネの株のあいだに別の草が生えてきていました。今日はこれを抜き取ります。

はじめは「田車」という道具を使っての雑草取り。
田車をイネの列の間に置いて、押していくと、田車の歯が回って泥とともに雑草を掻き出してくれます。

でも、このあと浮いてきた草もちゃんと回収しないと、浮いてる雑草も復活してしまうのです。
結局は人の手で根気よく抜き取っていくのが確実ですね。

しかし、なんと厳しい暑さでしょうか。
田んぼの水は、もはや水ではなく、お湯。 何度くらいあったのかな?
昼休みのとき、暑さをしのぐ秘密兵器を出しました。霧吹きです!


霧吹き攻撃は、涼しいのでちょっとうれしい攻撃。でもマイマイにはやりすぎたかな?
あまりの暑さで作業を続けるのもしんどいので、今日は早めに作業を切り上げ、
最後に田んぼのまわりの虫さがしと観察をして終了しました。

西久保の田んぼはずっと昔ながらの手作業、無農薬(殺虫剤や除草剤などの農薬を使わない)でお米を育てています。
そのため、今では田んぼで見かけなくなった コナギ、アブノメ、イチョウゴケといった植物が雑草として元気に生えています。
イネを食べる虫、害虫もいろいろ出てきます。今日はイネミズゾウムシ、イチモンジセセリ(チョウの一種)の幼虫、イナゴなどが見つかりましたね。
さらにそれらに寄生するハチ(ホウネンタワラチビアメバチ:豊年俵チビアメバチ)のまゆもみつかったり、たくさん虫をたべるカマキリやクモもけっこう見つかりました。
農薬を使わない田んぼは生きものがにぎやかですね。

次回も草取りですが、どんな成長ぶりかお楽しみに。
もしかしたら、お米のお花が見られるかもしれませんよ!
今日は本当にお疲れ様でした。どうぞしっかり休養なさってくださいね。

(さかもと)