小さいところへ目をやると…

秋晴れの今日、案内所周辺を歩くと、まだ生きものに多く出会います。
アオスジアゲハやキタテハなどのチョウ、花に集まるホシホウジャク、野鳥の鳴き声も賑やかです。
動かないけど、ツリフネソウやアキノウナギツカミ、ノハラアザミなどの野草の花も多く見られますし、
今年の記録的な暑さのせいか、サクラやエゴノキの花もまた咲いています。

その中で、目立ちはしないけど、魅力的な姿の生きものとの出会いが印象的でした。


こちらは、エンスイマイマイ。円錐…名は体を表していますね。
ビックリはその大きさ!右の写真のように、指先ほどの小さなカタツムリです。
今年は、いつまで出会うかな。

道端の脇に目をやると、草の茎に小さな蛹が!
キタテハの蛹かと思われます。

キタテハは成虫で冬を越すので、この個体はこの後羽化し、
秋の空を飛ぶのでしょうね。
涼しい日が多くなったけど、力いっぱい生きてね!

湿地では、ミゾソバやオオミゾソバの花が目立ちます。淡いピンク色で、金平糖のような姿はとても可愛らしいです。
でもよく見ると開花しているのは一部。星のように開いているものがそうです。
よく見ないと気づきにくいのですが、可愛い花なので、ぜひ近づいて見てみてくださいね。


今度はクモの巣。白い塊のようなものがそれです(黒いボードを当てて見やすくして見ましたよ)。 
ウズグモと言って、その名の通り渦状のかくれ帯を作ります。自分が隠れられるようにするためだそうです。
でも、私はいじわる!反対側に回り込み、隠れているのを見~つけた♪


最後は、1㎝程のアカボシゴマダラの幼虫を紹介します。
というか、クイズです!!

アカボシゴマダラはエノキ(赤く囲ったところ)の葉が食草なのですが、
さぁ、エノキの葉(3~4㎝)に溶け込むようについている幼虫2匹を、見つけられますか!?
 ※実際に探す際も、このようにとっても見つけにくく、楽しいですよ♪

見つかりましたか? 
ヒントは…上の赤丸の左の方に1匹、下の赤丸の真ん中あたりに1匹いますよ。
※答えを知りたい方は案内所にどうぞ!


空気が澄んできて散策には気持ちのいい時期ですよ。
みなさんも歩きに来てくださいね♪

インタープリター ゆうき~