午前中、サーッと雨が降った後の散策。雨だと虫や鳥は隠れて生き物はあまり見られないかなと思って歩き始めたら、
足元をピョコピョコ跳ねるものが。
コオロギかな?と思ってしゃがんでみると、そこにいたのは体長1㎝程の小さなカエルでした。
ついこの前まで田んぼを泳いでいたアズマヒキガエルのオタマジャクシたちが水から出て、森へ移動し始めたようです。
散策の後半では、5㎝程のアズマヒキガエルも見ました。こちらは、一年前に陸に上がった個体でしょうか?
今日出会ったちびっこカエルたちも、頑張って成長してね。
ちなみに、今田んぼで鳴いているカエルは、ヒキガエルではなくシュレーゲルアオガエルたち。
たまたま田んぼで作業をしていたボランティアさんが、飛び出してきたシュレーゲルアオガエルを手に取って見せてくれました。
アオガエルと言いつつ、モスグリーンのような暗い色をしているのは、田んぼの泥の色に体を合わせているのでしょうか。
歩いていると、カタツムリにも出会いました。しかも、殻の直径が4~5㎝程もありそうなビッグサイズで、二種類も。
殻に沿って黒い筋の入るミスジマイマイと、他のカタツムリと殻が逆巻きのヒダリマキマイマイ。
プルンプルンのキクラゲや、クモの巣についた水滴など、雨の後だからこその出会いがたくさんありました。
今が旬の白い花たちも、雨が終わってすぐの薄暗い森だったからこそ目立っていたように思います。
エゴノキの白い花を見ていると、その近くにエゴツルクビオトシブミの揺籃がぶら下がっているのも発見。
他の木にはないかなと探してみると、アカシデにはミヤマイクビチョッキリと思われる揺籃もありました。
今日は、見つけられなかったのですが、次は作っているところも見てみたい。
雨上がりのしっとり散歩。オススメですよ。
インタープリター さかでぃ