3/30の自然情報

3/30(木)は、八幡湿地~比良の丘~つづら折りの園路を巡回してきました。

八幡湿地駐車場では、サクラが満開です!
所々に菜の花があったりと春を感じます。
湿地方面を見ると木々が芽吹いて、薄緑色のコントラストが綺麗でした。
大きな葉っぱのギシギシにはコガタルリハムシがたくさん!
2週間前と違って、とてもよく動いていました。

続いて園路。
八幡湿地隣の畑沿いではツクシが咲いています。
そもそもの種名は「スギナ」で、胞子茎を「ツクシ」と呼びます。
園路ではスミレがたくさん咲いています。
よく見られるのはタチツボスミレです。
比良の丘周辺ではノジスミレも見られます。
雑木林ではコナラの葉が芽吹き、所によっては花も咲いています。
フワフワの新芽は触り心地抜群です。
比良の丘では、とても春らしい景色が広がっていますよ~。

つづら折りの園路は、まだひんやりとしていて植物たちも大人しい様子でしたが、
日当たりのいい場所では、スミレの仲間・オオアラセイトウ・ムラサキケマンといった紫の花が見頃です。

外周道路から八幡湿地に降りる道では、フモトスミレがひっそりと咲いています。
とても小さいので踏まないよう気を付けてくださいね。
八幡湿地の奥の池ではクロモジが咲いています。

野鳥は、ウグイスとメジロの鳴き声が目立ちます。
昆虫は、シジミチョウの仲間・モンシロチョウ・キタキチョウ・ナナホシテントウムシ・ナミテントウムシが、晴れたときに活発になっています。
カエルは、アカガエルとヒキガエルの産卵が終わり、オタマジャクシが池や田んぼで泳いでいます。
時々シュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞こえます。

これから先も、暖かい気温によって目まぐるしく自然が変わり、
散策する日ごとに自然の移り変わりが分かる季節です。
園路外は立ち入らず、生きものの持ち帰りはしないようお願いいたします。

インタープリター おっち