たくさんの声に囲まれて(4/14の自然情報)

今日は、案内所の東側の様子を見てきました。
雨が降るか不安でしたが、午前いっぱいもってくれました。
今朝は今年初めてキビタキの声を聞いたのをはじめ、鳥たちのさえずりやアカガエルの声など、どこを歩いても誰かが音を鳴らしている日です。午後からは雨になり、雨の音の間からシジュウカラやウグイスの声が聞こえてきます。

たくさんの声を聞きながら歩いていくと、木々が次々に開花していました。

昆虫たちも動き出しています。
あちこちの落ち葉の上からパチパチとヒシバッタの跳ねる音が聞こえてきます。
ムラサキシキブの葉には、透明な背中のイチモンジカメノコハムシが居ました。
成虫も不思議な姿ですが、これから現れる幼虫もかなり不思議な姿をしているので、ぜひ見ていただきたいです。

この時期は、成虫の姿で会える虫たちと、生まれたての幼虫の姿で会える虫たちがいます。
また、親が工夫して残した卵も見つかります。
今日は私が大好きな、オトシブミの揺籃(ようらん)を見つけました!器用に葉を巻いて折り返した中に卵を産み付けてあるもので、これはヒメクロオトシブミのものでしょうか。体長数mmの小さな体でこれをいくつも作るんですよ。

他にもみどり森では、木本:ウワミズザクラ、アオキ、ニワトコなど、草本:ツボスミレ、マルバスミレ、オオアラセイトウなどが花期を迎えています。
今回のニュースレターでは春の木の花を特集していますので、ぜひそちらもご覧ください。

これから昆虫の姿も増え、夏鳥が渡ってきて、更に賑やかになっていきます。
散策の折には、耳も目も鼻も使って楽しんでみてくださいね。

(もよちゃん)