新しい年への願いを込めて~しめ縄作り~

12月25日、里山文化講座の【しめ縄飾り作り】を開催しました。
使う稲わらは、緑の森博物館の田んぼで育ったものです。さて、どんなしめ縄ができたでしょうか?

今日は風も無く太陽も出て暖かくなったので、室内でのレクチャーが終わったら外での制作となりました。
最初のチャレンジは「縄ない:縄をなうこと」から。

初めての人にはちょっと難しいのですが、なう方向(右ない、左ない)があることを知りました。
そしていよいよ本番、お正月用のしめ縄作りに取り掛かりました。
しめ縄の基本の形、ごぼうじめを作ります。
わらを30本ほど選んで、はかまをとって、10本ずつ束ねて3束にしたら、軽く木づちでたたきます。
3つを束ね、まずは2束をよじって、なっていきます。持つ人となう人にわかれて一緒に作る家族、1人で作るのにチャレンジする家族、さまざまです。

2束なえたら、残りの1束をよじって、2束に添わせるように巻き付けます。
制作中、わらをなう向きが分からなくなったり、やり直したり、慣れないことに苦戦したかもしれませんね。
飛び出したわらをハサミで切って、形を整えれば、ごぼうじめの完成です。


ここからは、輪飾りへのアレンジです。
縁起物の植物、ゆずりは・千両・松などで飾りつけをしました。
神棚があるお家では、シンプルなごぼうじめを飾りますが、最近はリースのように玄関に飾ることが多いですね。
(しめ縄といっても、地域によって形に違いもあるようです。興味をもった方は、ぜひ調べてみてください。)
今回の参加者も全員輪飾りタイプにしていました。

こうして完成したしめ縄がこちら。
手作りのしめ縄を、新しい年への願いを込めて飾ってくださいね。

みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。

(さかもと)