毎日毎日、ほんとうに暑い! 最高気温32度以上が当たり前になってきたみどり森。
スタッフも今まで体験したことのない暑さが続いています・・・。
そんな中、親子はじめての自然観察「夜の生きもの観察会」が行われました。
この観察会では、夕方から夜にかけて見られる生き物をさがして観察します。
昼と夜で見られる種類が違ったり、昼と夜で様子が変化する生き物も。
さて、今回はどんな発見があったのでしょうか。
まずは夕方5時半ごろの様子から。
まだ空は明るく、セミが元気に鳴いています。
クサギの花の香りに顔を寄せると、カマキリがあわてて逃げたり、
草むらには、バッタもいっぱいいましたね。つかまえた!
樹液の出ている木には、カブトムシ、カナブン(クロカナブン)、
チョウ(サトキマダラヒカゲ)の姿。
樹液の出も良く、これは夜も期待できそうです。
さて、日没の6時43分をすぎ、どんどん空が暗くなりました。
すると、池の上をシュン、シュンと飛び交うコウモリが現れました。
では、ライトをつけて、夜の森へ出発です。
こちらにはカラスウリの花。さっきはつぼみだったのに!レースの先まで
しっかり開きました。
道の途中では、セミの幼虫が歩いているところにも遭遇しました。
羽化する場所をもとめて一歩一歩ゆっくりと進んでいく姿は、
危なっかしくて、ハラハラします。
みんな、がんばって、と応援する気持ちで見つめました。
樹液には、なんと、ガ(ヤガの仲間)が10匹以上!
そして、予感的中、G(ヤマトゴキブリかな?)登場です。
おとなしく樹液の順番待ちをしていました。
別の場所にはコクワガタもいたけれど、もうちょっとクワガタにも会いたかったね。
草むらでは、眠っているチョウ(ツマグロヒョウモンかな?)を見つけました。
近づいても動きません。
昼間活発に動いているチョウも、夜は草にとまって眠っているのですね。
最後は光に集まる虫を観察。池のそばにライトトラップを仕掛けたところ、
観察会では初登場、めったにお目にかかれないカマキリモドキがいました!
カマキリそっくりの姿ですが、カゲロウの仲間なんですよ。
短い夜の時間でしたが、日中とはまるで異なる生き物たちの様子を
見ることができました。
暑い中参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。
(さかもと)