初夏のみどり森

日差しが日に日に強くなり、木陰が恋しい季節になってきました。
草木がだいぶ生い茂ってきたみどり森を少しご紹介します。
 
今の季節ミズキの木のまわりを乱舞している生き物がいます。
一見チョウに見えますが、キアシドクガという蛾です。
ここ数日で一斉に羽化してきて、ミズキの木に産卵をするために
乱舞しています。
ドクガと名前についていますが、毒はありませんのでご安心ください。
午後になると飛ぶのをやめて足元の草にとまっていたりします。

前足が黄色い色をしています。

また木の幹には、チャタテムシの仲間が群れているところも有ります。
ゆっくり指を近づけると…

一斉に逃げ出し始めます。
ぜひ一度やってみてください。

その他にも、シジミチョウの仲間やアゲハチョウの仲間の成虫も
多く見かけるようになってきています。

日当たりの良い園路には、ヒガシニホントカゲが日向ぼっこをしています。

また本日から、案内所でヒバカリというヘビを飼いはじめました。
可愛らしいヘビなのでお立ち寄りの際は、のぞいて行ってください。
また、ヘビに関するイメージアンケートも行っているのでご協力ください。

開花し始めた植物は
良い香りのする、スイカズラ。
白い色の花は時間が経つとクリーム色に変わっていきます。

開花したか気になる花としてヒメザゼンソウ。
やっと仏炎苞(ぶつえんほう)が開き始めました。
今年は例年よりも開花が1週間程はやい気がします。
見頃はもう少し後になりそうです。

初夏のみどり森、まだ蚊もあまり飛んでいませんので
散策にいらしてみてはいかがでしょうか?

あおの