本日は気持ちの良い陽気の中「大人の自然観察会」を実施しました。
今日のテーマは「里山に棲み、利用する生き物たち」です。
みどり森に広がる「湿地」「雑木林」について知りつつ、そこで生息する
生き物たちを観察していきます。
最初は案内所前のエゴノキに来ている、ヒメクロオトシブミとその揺籃を観察してからスタート!
また、この時、頭上では「ポッポーポッポー」とツツドリが鳴いていました。
移動中にはたくさんの幼虫を見ながら移動することができ
今の時期は森の中を歩いていると上から「ツツーッ」と細い糸を使って
降りてきます。知らないうちに肩に乗せながら歩いていることもしばしば。
なかなか好き嫌いが分かれそうな見た目ですが、徐々に一生懸命移動
する姿が可愛らしくみえてくるようで参加者の方の中には「がんばれー」と
応援してる方もいました。
大谷戸湿地ではミヅキやフジなどの今が見頃のお花や
よーく目を凝らさないと見つからないような小さな昆虫など観察しました。
普段はそこまで見ない所かもしれませんがよく見てみると昆虫が棲家として
利用していたり、産卵場所としていることがわかりました。
大谷戸湿地奥のトンボの湿地ではスゲハムシという、個体によって
赤や青、黄色など色が違う昆虫を見つけることができました。
湿地の周りから雑木林の環境へ変わると、また見られる生き物や植生が
変ってきます。みどり森の雑木林の話しをしつつ移動しました。
最後は普段入ることが出来ない学習の森で朽木にいる生き物や
樹木の周りで見られる生き物を観察して今日は終わりとなりました。
また季節が夏へと移り変わってくると観察できる生き物も変わってきます。
ぜひまたみどり森に遊びに来て、自然の様子を確認してみてくださいね!
あっきー