里山体験教室最終回:里山のミライは・・・

里山体験教室最終回の今日は・・・雨!・・・の予報でしたが、
晴男スタッフおっちの念力で?!ぽかぽかあたたかい春の陽射しが!

さて今日は、前回伐った木の活用編として、シイタケの「ほだ木」を作りました。

木にドリルで穴を空け、シイタケ菌がギュっと詰まった「種駒(たねごま)」を
木槌(きづち)で打ち込んで行きます。
初めてのドリル・・・最初はキンチョーでしたが・・・

あっと言う間に穴空け完了!
里山体験教室ベテランリピーターのSさんにおいてはさすがの一言です。
そして木槌でコンコン種駒を打ち込む作業がまた楽し~のです♪

完成したほだ木はしばらく「仮伏せ(かりぶせ)」します。
(シイタケ菌が均等に増えるよう、横に置いていきます。)
数か月寝かせた後に「本伏せ(ほんぶせ)」をしますが、
今日は、昨年の里山体験教室で仮伏せしたままになっていたほだ木を 
「ムカデ伏せ」という組み方で組んでいきました。

今日のほだ木からシイタケが生えてくるのはまだだいぶ先ですが、
あたたかい春の陽気に誘われて?先輩ほだ木からにょきにょきと
おいしそうなシイタケがたくさん!出てきていました。
みなさんのほだ木からもこんな風に・・・出てきてくれるよう、
持ち帰ったほだ木はしっかり「お世話」してあげてくださいね。

最後は展示室にてこれまでの体験を振り返りながら、
これからの里山のあり方や、雑木林の木の新たな活用法などについて、
アイデアを出し合い、意見交換を行いました。

里山と雑木林がある環境は、古くから人の暮らしと関わって存在してきました。
私たちの暮らしが大きく変化した現在では、
昔の暮らしに戻って薪や炭を使う暮らしに戻ろう!
・・・というのはなかなか難しいことです。
けれども、人の手が加わることで残すことのできる豊かな自然があることを知り、
この里山の自然や雑木林をこれからのミライに残していくために
どんなことができるのか?どんな方法があるのか?
みなさんひとりひとりに考えていただけたらと思います。

なにかよいアイデアがありましたら、いつでもお待ちしています。
あなたのひらめきが、里山のミライをつくる希望の星となるかもしれません!
 

午後は余った種駒を全てほだ木に打ち込み、シイタケを収穫したり
端材を使ってクラフトタイム!素敵な作品ができあがりました ♡


里山体験教室はこれまで3回連続にて実施して参りましたが、
新年度からはそれぞれの回を独立させ、
随時参加者を募集する形で実施する予定です。
新年度イベントスケジュールについては、HPと案内窓口にて
間もなくお知らせいたしますのでお見逃しなく。
みなさまのご参加をお待ちしております!

 

(スタッフ一同)