1)歴史 Q1【狭山丘陵とは?】

Q1 狭山丘陵(さやまきゅうりょう)とは?

 狭山丘陵は東西約11キロメートル、南北約4キロメートル、面積は
およそ3500ヘクタール(35k㎡、東京ドーム約750個分、西武ドーム
約1000個分)の広さをもつ丘陵地(なだらかな山)です。標高の最も
高いところで194メートルです。

 狭山丘陵を空から見ると、まるで市街地の中にうかぶ「緑の島」の
ように見えます。雑木林(ぞうきばやし)や谷戸(やと)、湿地(しっち)
といったかん境があり、とても豊かな自然が残されています。

(ア)狭山丘陵はどこにあるの?

 東京の都心からおよそ40キロメートルはなれたところに、
埼玉県と東京都にまたがって位置し、埼玉県側は入間市・所沢市、
東京都側は東村山市・東大和市・武蔵村山市・瑞穂町に
またがっています。
     

(イ)狭山丘陵の成り立ちは?

 狭山丘陵は青梅から東におうぎ状にひろがる武蔵野台地の
西寄りに位置し、地形的にもこ立した島のようにみえます。
これは、今から約50万年前の古い多摩川が、長い時間をかけて
大地をけずり、中洲(なかす)のように残った部分だからです。