先週の大雨もなんとか乗り切り、今日は晴天のみどり森。
今日は毎年大人気イベントの「ため池のかいぼり」を実施しました。
かいぼりというと、井之頭公園などで行われているものがニュースになり、
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
『かいぼり』とはため池の泥を取り除き、ため池の機能を復活させる作業のことです。
みどり森の田んぼは谷戸の田んぼで、山からの湧き水を利用しているため、
そのままでは水の温度が冷たすぎます。
そのため、ため池に水をためて、稲作に適した温度まで水を温めるという機能があります。
ため池は田んぼにとって、とても大切です。
しかし…今年はガマが元気いっぱい。生い茂りすぎて水面がどんどん狭まってきました。
かいぼりをして、ため池をすっきりさせましょう!
説明を聞いた後、まずはため池にいる生きものを救出します。
実はこの作業が、かいぼりの人気のヒミツ。
普段見られない、池の生きものの観察ができるのです。
網を持ってガサガサ…
「あ!何かいたよ~!」「わ!大きい!!」
楽しそうな声が聞こえます。
みんな泥んこになりながら、たくさんの生きものを救出してくれました。
毎年かいぼりに協力いただいている、緑の森倶楽部さん。
ガマの抜き取りや、フトイの抜き取りにご協力いただきました。
また、素早く生き物を分類分けして、あとで観察しやすいよう準備してくださいました!
てきぱき、作業もスムーズ!いつも頼りになる皆さんです。
さて、生きものが救出し終わったら、本日メインイベント。
たくさんのガマを抜いてよいしょ~よいしょ~!
岸まで頑張って運ぶ、バケツリレーならぬガマリレー。
泥がついて重たいガマもみんなで協力してたくさん運ぶことが出来ましたね。
休憩をはさんで次はフトイも抜いていきます。
だんだんと慣れて、スピードもアップ!
みんな最後はへとへとになりながら作業が終了しました。
泥だらけなのは頑張った証拠ですね!
さて、皆さんお待ちかね、水中にいる生きものの観察です。
今年はドジョウや、マツモムシなどなど、色々な種類の生きものがみつかりました。
初めて観察できた生きものもいて、みんな興味津々です。
緑の森博物館は生きものは、観察したらもといた場所に逃がす
約束の場所なので、観察のあとはため池に逃がしました。
最後は、泥を豪快に落として終了!
始めと終わり、見比べてみると、
たくさん生い茂っていたガマがすっきりして、水面が広がったのがわかります。
水面が増えると、卵を産みに来るトンボも増えるかもしれませんね。
みなさん半日お疲れ様でした。
かいぼりは継続して行うことが必要な作業です。
またぜひ来年も参加をお待ちしております!
たっきー