初夏の朝&ヒメザゼンソウの現在

 

久しぶりの雨から一夜明け、晴れ渡る青空の気持ちいいみどり森です。
森の植物たちも久しぶりの恵みの雨に、葉を青々と茂らせています。
吹き抜ける風も爽やかで、まさに散策日和となりました。

大谷戸湿地に入ると、そこかしこからカエルの声が。
ホトトギスやキビタキの声もそれに合わさり、とても気持ちの良い朝です。

トンボの湿地では、クリやイボタノキも咲きはじめ、チョウなどの昆虫が
蜜を求めて飛び交う様子が見られます。
今日見つけた生きものは・・・
 

森を歩くとクルクルと葉を折って作った、オトシブミのゆりかごを
見つけることもできますよ。
暑くなる前、午前中の観察がおすすめです。 

また、徐々に問い合わせも多くなってきたヒメザゼンソウですが、
本日、仏炎苞を数個確認することが出来ました。
親指程の大きさの可愛らしいとんがり帽子です。
 
これから少しずつ見られる株も増えてくるかと思います。
場所をご案内しておりますので、見つからない場合は案内所の
スタッフまでお声掛けください。 

 ★ヒメザゼンソウは埼玉県の絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。
   みどり森の自生地も大切に保護しておりますので、
   観察や撮影の際は、園路を外れたり乗り越えて立ち入りしないように
 お願いいたします。

(たっきー)