5月19日の午後4時ころ、ちょっとした事件がおきました。
案内所の前の道路や木柵に、黒っぽい毛虫が歩き回っているのです。
しかも、たくさん。よく見れば草むらにもいます。
「ひゃ~、刺されそう。なんじゃこりゃ~。」
「あ、これはヒオドシチョウの幼虫だよ。とげとげしい見かけだけど刺さないよ。」
教えてくれたのは、生物調査に来ていたスタッフの八木下(愛称:やぎちゃん)。
なんでも、幼虫たちは木の上の葉っぱを食べるのはやめて、さなぎになる場所を求めて歩いているところだといいます。
私には心なしか、みんな早足に見えます。
踏まれたり、虫や鳥に襲われたり、移動は命がけですものね。
さて翌朝、幼虫たちはどうしたかと案内所周辺を見ると、軒下や木柵、木の枝で、じっと動かない幼虫の姿を発見。
さらに午後、頭を下に逆さまにぶら下がる姿勢をとって動かなくなりました。
そしてついに・・・
さなぎになりました。
移動を確認してから、およそ24時間後のことです。
これから何日くらいしたら羽化するでしょうか。
確認できたらまたご報告しますね。
(さかもと)